私たちの人生のシナリオには、どうやら2つの起動モードが搭載されているようです。
愛モードと、恐れモード。
どちらも、あなたの人生シナリオを動かすエネルギーですが、どちらのモードで起動するかによって、映し出される現実が180度変わる。
愛モードで生きていると、物事は愛が溢れる方へと自然と進んでいくし、恐れモードで生きているときは、その不安が現実化するようなプロセスを辿っていきます。
だったら「愛モードがいいに決まってる!」と思うかもしれませんが、残念ながら、多くの人が、最初は恐れモードでシナリオを生きているんですね。
なぜなら、幼い頃の私たちにとって、この世は未知で怖いものだから。
自分を守り、生き抜くために「どうすれば嫌われないか」「どうすれば安全か」という視点で選択し行動する。
これが恐れモードが起動する正体です。
でも恐れモードはあなたを守るための「防衛本能」なので決して悪いものではありません。
そのおかげで、今日まで安全に生きてこられたのですから。
やり方が通用しなくなるのは、モードチェンジのサイン
先日セッションに来てくださった方は、恐れモードが限界を迎えているタイミングのようでした。
仕事も人間関係もうまくいかないし、何より自分に自信が持てなくなった。
やり方を変えたほうがいいと思うけど、どうすれば。
シナリオを紐解くと、
・誰かの役に立ちたい
・自分の持っている力を他者のために使いたい
・自分にはできるという自信
・すべてを把握しておくと安心
そんな本来の性質をお持ちの方でした。
そんななかで「相手の話をじっくり聞く」ことを大切にしてきたそうですが、すごく疲れるし、自分には向いていない気がすると、最近は思うようになったのだとか。
それに話を聞いてあげても相手はスッキリする様子もないし、楽しそうでもない。
すると今度は「自分には何もしてあげられていない」と苦しくなると話してくれました。
ここが彼女の恐れモードの罠です。
「誰かの役に立ちたい」という彼女の純粋な思い。それが「嫌われないために、まずは相手の話を聞かなければ」「相手の機嫌が悪くなるのが嫌だから、話を聞いてあげおう」という恐れモードで起動されていたんですね。
いくら世間的に「良い」とされること(話を聞いてあげたり、相手のために動いたり)であっても、動機が恐れであれば、本人はしんどい。
そして、相手も自分にも良い影響がないのです。
愛モードへ切り替わるとき
さらに深く紐解くと、お父さんと彼女の関係性のパターンが浮かび上がってきました。
ここ最近、お父さんの体調があまりよくなく、気持ちも沈んでいるように見えるのだそう。
そんなお父さんを見て「なんとかしてあげたい」と顔色を伺い、話を聞こうとする。でも、思うような反応が得られずお父さんは変化せず。今度は、「自分は何もできない」と傷つく……。
家族のシナリオを紐解くと見えてきた、健気な彼女の「恐れモード」のパターン。
それを「愛モード」で翻訳してお伝えしたら、我慢強い彼女の目から、ポロポロと涙がこぼれました。
人生の前半、生き抜くために起動させた恐れモード。もうそれを使うのをやめて、愛モードを起動させていこうよというタイミングだったのでしょう。
40代に入る頃「今までの自分ではダメな気がする」という違和感を抱える方は多いです。それはモードチェンジをしようという自分の内側からのサインなのです。
バンジージャンプは必要ない
愛モードに切り替えるといっても、バンジージャンプを飛ぶような大きな挑戦は必要ありません。
今回のお客様は「いつも人の話を聞かなければと思っていたけれど、それをやめてみる」という答えを出されました。
人の話を聞いてあげられることは彼女にとってすてきな才能のひとつだけれど、それが「聞かなければ!」という力みからなら、使い方が違う。
ただ隣にいて耳を傾ける。
それだけで彼女の持っている「誰かの役に立つ」という才能は、恐れから解放され、愛として循環し始めます。
そしてもうひとつ。さらにその奥に、彼女の本質的な願いが眠っています。それはご本人にお伝えしたので、ここでは割愛させてもらいますね。
これからは、その本質的な願いに沿って、さまざまなことを選んでいかれることと思います。
そうすれば、当たり前に辿り着く場所は変わっていく。
あなたは今、どちらのモードを起動させていますか?
もし今「これまでのやり方がうまくいかない」と感じているなら、それはシナリオを「愛モード」で起動しなおす絶好のタイミングかもしれません。
どちらのモードで動いているにしても、ベースとなるのはあなただけのシナリオ。
シナリオの初期設定を知りたい方は、こちらのプログラムをどうぞ。


