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「まだ動けないのか」と思ってしまうときに知っておきたい回復のプロセス

なかなか学校に行けなかったり、外に出られなかったりする子どを前に、

「まだ動けないのか…」

と落胆してしまうことがありますよね。

いつ終わるかわからない。
出口の見えないトンネルの中にいるような時間。

子どものことを見守りたいと思っていても、時間が過ぎていくのをただ黙って見ているのはつらいもの。

だからこそ、

「どうやったら動けるようになるんだろう」
「どうやったら学校に戻れるんだろう」

と考えてしまいますよね。

目次

動かないように見えても、
内側では変化が起きている

たしかに、表面的には子どもたちは「立ち止まっている」ように見える。

でも、動かないように見えるその内側では、実はダイナミックな変化が起きていることがあります。

たとえば、種が土の中で根を張る時間があるように。

外からは見えなくても、内側では、確かに育っているものがあるのです。

その“見えない変化”をお母さんが想像できるようになると、「ただ待つ」という感覚が、少しずつ「信頼して待つ」へと変わっていく。

するとお母さんの中に、少しずつスペースが生まれます。

その助けになるのが「自然の法則」を知ることだと、私は思っています。

自然の法則にはさまざまなものがあるけれど、なかでも知っておくと役立つのが、「体が回復するプロセス」。

今日は、体がどうやって回復していくのかについて、少し書いてみたいと思います。

体の気持ちになって、
症状を見てみる

熱が出る。
咳が出る。
下痢をする。
痛みが出る。
眠くなる。

私たちは、そんな症状を「困ったもの」「厄介なもの」だと感じがちです。

あ〜、風邪引いちゃったわ。
なんで、このタイミングで熱が出ちゃうの?
予定があるのに!

そんなふうに、どこか悪者のように扱ってしまうこともありますよね。

でも、それは私たちの“頭”から見た症状。

それを体の気持ちになってみたら、症状は「体の健やかさを取り戻すための反応」とも捉えられるんですよね。

もちろん、症状がつらいときは、薬に助けられることもあります。

本来、熱や痛みには、「休んでね」「回復させようよ」という体からのメッセージのような側面もあります。

だから、症状を消すことだけを目指すのではなく、「なぜ今、この反応が起きているんだろう?」と、体の声に目を向けてみることも大切なのかもしれませんね。

症状が出るのは
回復を始めているサインかもしれない

私は、子どもの不登校や心身の不調も、どこか体の回復プロセスに似ている部分があるように感じています。

熱や風邪のようなもの。

無理を重ねた結果だったり。
頑張りすぎた結果だったり。
ずっと休めなかった結果だったり。

そうして心や体がいっぱいになってしまったときに、

「もう無理だよ」
「少し立ち止まりたい」

というサインとして、不登校や不調という形が現れているのではないでしょうか。

だから、不登校は「最悪の事態」というよりも、

「これから回復を始めるよ」という、スタートのサインであるようにも感じるんです。

実際、不登校の支援現場などでも、「休養期」「充電期」「回復期」といった段階で捉えられることがあります。

動けなくなる時間は、決して“何も起きていない時間”ではなく、心や体がエネルギーを取り戻そうとしている時間なのかもしれません。

もちろん、回復のスピードやプロセスは一人ひとり違います。

だからこそ、「まだ動けない」という見え方だけで判断するのではなく、その子の内側で起きている変化にも、目を向けてみたいのです。

もちろん、親としては焦るし、しんどいけれど。

でも、根本のしんどさが解消されないまま無理に動こうとすると、あとから別の形で苦しさが現れることもあります。

今は「動けない」のではなく、「回復のためにいったん止まっている時間」なのかもしれない。

そう思えるようになると、子どもの見え方が、少し変わっていくことがあります。

そして、「早く元に戻さなきゃ」という苦しさが、少しだけやわらいでいくこともあるのです。

子どもの不登校や心身の不調。

その出来事を“問題”ではなく、人生のシナリオとして読み解いていく視点については、メール講座でもお届けしています。

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