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話し合いがスムーズに進む家族と、そうでない家族

介護や相続など、親のこれからについて、家族で話し合いたいけれど、うまくいかない、話し合いの機会を持つのが難しいと感じることがありますか?

インタビューの仕事を通じて「親の介護やサポート」に直面している方々の声をたくさん聴いていますが、そのなかで見えてきたのは、話し合いがスムーズに進む家族と、そうでない家族の差

話し合いがスムーズに進むご家族には、2つの特徴があることに気づきました。

⚫︎誰かひとりが話し合いの「進行役」を担っている
⚫︎「自分ごと」として介護や子育てを捉えている

目次

①誰かひとりが話し合いの主導権を握る

自然に話し合いが始まるのを待つのではなく、会議に司会者が必要なように、家族の間でもリードする役割が必要です。

ここで言う『主導権を握る』とは、独断で物事を決めることではありません。

・話し合いの場を提案する
・家族の日程を調整する

といった、いわば「口火を切る」役割を引き受けること。

親御さんやきょうだいが切り出してくれるのを待っていても、残念ながらその時はなかなか訪れません。

待っている間に時間だけが過ぎ、状況は難しくなってしまう。

最初に声を出すのは「自分だけが重荷を背負うことになるのでは?」と勇気がいるかもしれません。

しかし、誰かが主導権を持って場を作らなければ、役割を分担するためのスタート地点にすら立てないのです。

②「自分ごと」として介護や子育てを捉えている

さらに話し合いに参加する家族が、介護を「自分ごと」として捉えていることも不可欠な要素です。

介護において「親が希望を伝えてくれたら、それを全力でサポートしよう」と考えているお子さんは非常に多いと感じます。

一見、親を尊重している素晴らしい姿勢に見えますが、実はここに落とし穴があります。

「親の希望がわからないうちは動けない」という“待ち”の姿勢になってしまうこと。

たしかに、主役は親御さんです。

しかしサポートや介護に携わる子ども世代もまた、自分の生活や仕事、家族を抱えながら向き合う「当事者」ですよね。

親の希望だけを優先して、自分の生活が壊れてしまっては、持続可能なサポートは不可能。

だからこそ「介護する側の希望(自分はどう関わりたいか、何ができて何ができないか)」をセットで考えることが、真の意味での「自分ごと」化ではないでしょうか。

「親がどうしたいか」と同じくらい、「自分たちはどう支えていきたいか」を語り合える家族こそが、無理のない着地点を見つけ出しています。

相手のことを考えているようで実は……

話し合いが進まない本当の理由は「親の頑固さ」でも「家族の性格」でもありません。

実は、話し合いの土台となる「自分はどうしたいか」が、ごっそり抜け落ちてしまっていることが原因のことも多い。

介護なら、親との話し合いをしたいと思っている「自分が」どうしたいか。

子育てなら、子どもの不登校をなんとかしたいと感じている「自分が」どうしたいか。

ここが全てのベース。

なのに多くの方が「自分」不在なまま、家族との話し合いに挑もうとしてしまうんですね。

「でも親の気持ちが大事だし…」
「だって子ども本人のことだし…」

相手を尊重するあまり、そう言いたくなるかもしれないけれど、親のことで困っているのは、紛れもなく自分自身。

不思議なことに「自分がどうしたいか」が明確になると、それだけで悩みの霧が晴れていくことがあります。「どうすればいいか」と正解を探して振り回される時間が減り、自分の足で一歩を踏み出せるようになるからです。

家族の悩みは、一歩引いて「家族まるごと」を眺めてみることで、初めて見えてくる景色があります。

「自分がどうしたいかなんて、考えたこともなかった」

そう気づいた方は、こちらで「自分がどうしたいか」を自分の中から見つけてみませんか。

▼家族のシナリオ編の詳細はこちら

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